2003年08月05日
[スクールタイツ]
The End of Schooltights
毎年この季節になると、書店の受験参考書コーナーには
「首都圏私立女子中学校・高校受験ガイド」という
電話帳より分厚い本が並ぶんですが、
この本の一番の見所は、なんと言っても巻頭の「制服ガイド」です。
各私立校の制服が夏服・冬服と複数掲載されているんですが、
学校紹介というオフィシャルな意味合いの強い写真だけに、
かつては半数近くの女子高が黒タイツ、黒ストッキング姿の
写真を掲載していたんですね。
ところが今発売されている「2003-2004年度版」には
ほとんど黒タイツの制服写真がない。
あの愛すべきS女学院が肌色ストッキング制服を
乗せているのが目を引く程度で、黒タイツ校の写真はホントに減りました。
そこでふと頭をよぎったのが一昨年から昨年にかけての
四谷F、K女の「冬季の黒タイツ強制廃止事件」です。
この二校は11月1日から4月の末日まで、制服の一部として
黒ストッキング&黒タイツの着用を規則化し、
まれにナイロンアレルギーなどの理由でタイツをはけない生徒は
医師の診断書を添えて申請することにより、
初めて生脚で登校できるというパラダイスを現出していたのです。
その二校が相次いで規則の緩和に動き、今年の四月、
黒タイツをはいて登校する生徒はほとんどいなくなっていたのです。
K女にはなった密偵からの報告によると、
一昨年の夏、雑誌「ぴあ」に「スクールタイツ委員会」が掲載されたとき、
校内でこのサイトが問題になり、学校側から全校生徒に対して
「わが校の生徒が写真を撮られてネットに掲載されている。
短すぎるスカートと黒タイツの組み合わせに気をつけるように」
というお達しがあったということです。
その通達に対し解決策として、生徒はスカートを長くするより、
タイツをはかないことを選んだのです。
こういうことを日本のことわざでは「角矯めて牛殺す(注1)」といいます。
黒タイツを愛するがあまり、自ら黒タイツ林のパラダイスを
滅ぼしてしまった(w)わたし。
唯一の慰めは、5月に行われたK女学院の卒業アルバムの
集合写真の撮影のために、某所に集合したK女の3年生が
全員黒タイツ姿だったことでしょうか。
※
注1…曲がった角を無理やり治そうとして、牛を死なせてしまうこと。
転じて良かれと思ってやったことが悲惨な結果を生むという意味に使われる